人生迷い道:塚口ピッコロシアター篇

先日「牧野修の世界~近藤宗臣×みそら二人展」である<牧野修さん×田中啓文さんトークショ>に行ってきましたよ。

牧野の小説を絵にしちゃった奇特なお二人。

近藤宗臣さんとみそらさん。

内容はこんな感じ。

まだまだありましたが、うう、かっこいい。ありがたや~。

ここで私と田中啓文さんはぐだぐだと小説やホラー映画やサメ映画の話をしたのでございますけど、問題はそこじゃない。

実は私、久しぶりに大人迷子になりましたですよ。

大人なのに迷子、それが大人迷子。

方向音痴の人間だけが経験できる迷宮体験。不条理と幻想の魔空間。

てなわけでございまして、関係各者に大変ご迷惑をお掛けしました事をここにお詫び申し上げます。


その時の田中啓文さんのツイートがあんまり素晴らしかったのでここに勝手に再録いたします。駄目だったら言って下さい、田中さん(事後承諾申し訳ない)。


いかふえ ‏@ikafue 11月13日

今日のイベント、開場時間間際、主役の牧野さんから電話があり、迷っているとのこと。今どこにいますか、ときくと、まず駅の北側に出てそこからずーっと行ったあたりで……というので、北じゃなくて南側です、とりあえず線路を越えて南側に出たらそこにロータリーがあるから、それを超えて広い道に出たら左に曲がってください、迎えに行きますからと言って電話を切り、その道を通って歩いていたのにいつまでたっても来ないのでまた電話すると、ロータリーを超えたあとそのまままっすぐ進んでいたらしい。左に曲がれと言ったでしょう、と言うと、聞いていなかったとの返事。

戻ってください、といって待っていたがまだ来ない。また電話すると、ピッコロ通りというところに戻った、とのこと(イベント会場はピッコロシアター)。ああやれやれ、これで来るやろと思い、じゃあそのままずーっと来てくださいと言って、ピッコロ通りで待っていても来ない。

どないなってんねんとまた電話して、今ピッコロ通りのどのあたりですかときくと、いえピッコロ通りにはいません、あのまままっすぐ進みましたというので、あのねえピッコロシアターに行くんだから、ピッコロ通りに出たら、その道沿いに進むでしょう、と言ったら、それもそうですねえとの返事。

この時点でほぼ開演時間になっていたので、私は定刻通り開演するのを完全にあきらめました。ようやく会えて、暗い道をふたりで小走りに進み、開場に着いたときはふたりとも汗だく状態で、この寒いのに牧野さんは店のひとに「おしぼりもらえますか」と言ってました。

息が上がった状態でなんの打ち合わせもなくはじめたのが今日のトークライヴです。皆さん、悪いのはあのおっさんです。すいませんでした。でも、まあ面白かったけど。


あはははは。

いや、笑い事ではありません。

悪いのはすべて私でございます。

人生迷い道塚口怒濤篇でした。

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