五分でわかる呪禁官

いよいよ発売日が近づいてきた『地獄に堕ちた勇者ども』ですが、なんだか色々出ているのでどれから呼んでいいからわからないという方。ご安心ください。牧野がちょいとガイドいたします。

 呪禁官とついた本がたくさんあるので、今回の『地獄に堕ちた勇者ども』ではその辺りを整理してあとがきに書かせていただきました。

 で、ふと気がつきました。

 このあとがき、この本を選ぶ前に読まなきゃならないんじゃないの?

 ところがこの本、諸事情により(つまり初版部数がほにゃららなため)書店で出会うことが非常に難しい本となっております。つまりはあとがきを見てから購入を決めることが難しいのでございますよ。

 というわけで、あとがきで色々と書いている中からダイジェストで『呪禁官』を解説させていただきます。


 呪禁官シリーズの始まりは2001年に祥伝社ノン・ノベルから出た『呪禁官』です。舞台は科学と魔法が混在する以外はほとんど現代と変わらない世界。そこで魔術犯罪を取り締まるために生まれたのが呪禁官です。シリーズはその呪禁官であるギア(親子二代とも葉車という姓からギアと呼ばれている)の活躍が描かれます。

 呪禁官シリーズには二系統ありまして、一つは呪禁官養成所時代から描かれる少年ギアとその愉快な仲間たちの物語。もう一つはそのギアのお父さん――ギア・パパの物語。

 現在入手しやすい創土社版の「呪禁官シリーズ」を出版された時系列順に並べますと

 まずは少年ギアのシリーズが二作――これは以前に祥伝社から出ているものの新装版です。

1.『呪禁官 暁を照らす者たち』

2.『呪禁官 意志を継ぐ者』

 そして現在進行形で新作として出ているギア・パパのシリーズ――ギア・ジュニアが生まれる前の独身時代のパパが主役です――が二作。

1.『呪禁官 百怪ト夜行ス』

2.『地獄に堕ちた勇者ども』(最新刊ですね)


 どれもこれも独立した物語として成り立っていますので、どこから読んでも大丈夫です。

 特にギア・パパの二作とギア・ジュニアの二作は時間的にも大きく隔たっており、どちらから手を着けてもまったく無問題です。

 強いて順番を気にするなら、唯一ギア・ジュニアシリーズは『暁を照らす者たち』から先に読んだ方が楽しめるかもしれませんね。


 以上のことを踏まえ、さあ諸君、書店で予約を!


↓これをぽちっとしてもらってもよろしくてよ。

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