今こそ徴兵制を

 何故この国はこんなに不甲斐ない我欲にまみれた国になってしまったのだろうか。この国をこうしたのは誰なのか。維新以降列強国に負けまいと尽力してきた先達の努力をここまで微塵に砕いてきたのは誰なのか。


 まずは『平成20年版 犯罪白書』からの抜粋を見ていただきたい。
 早い話が高齢者の犯罪が戦後群を抜いて急増しているのである。凶悪犯罪や青少年犯罪が戦後激減している中で、これはいったいどういうことであろうか。
 その原因が単に高齢者人口の増加だけでないことは、先ほどの犯罪白書にあるデータからも明らかであり、白書には以下のような記述がある。
高齢犯罪者の増加は単に高齢者人口の増加のみにより説明できるものではなく,高齢者の活動範囲の拡大や孤立化など高齢犯罪者の増加に拍車をかける他の要因が存在していることが推測される。
 つまり簡単に言えば、暇を持てあました独居老人が一斉に犯罪に手を染めたということである。この高齢者たちの心の闇はどこから生まれたのだろうか。
 戦後日本を築いてきたのが彼らだ。次代に尻ぬぐいを任せて公害を撒き散らし、後先考えず原発を推進し、孫子の代へと問題を先送りして、金と利権にまみれた社会組織を作り上げてきた彼ら。
 彼らの倫理観、道徳観はどうしてこれほど容易く悪へと向かうのか。
 彼らの先達と、彼らとの違いは何なのか。
 簡単な話である。
 彼らは兵役にとられていない。軍隊経験が皆無なのだ。
 そこで提案である。この後年金受給者となるすべての男性を対象とし(つまり上限を定めはしない。軍隊経験がない限り何歳でも、である)、徴兵してみてはいかがであろうか。


 ご存じのように現代において単純に兵隊の数を増やせば軍事力が強化できるというわけでないことは自明である。特に若い労働力を兵役に強制的に割くことは、生産力の低下を招くだけではなく、大切な税収を減じる結果ともなる。また強制的に兵役にとられた兵士の士気は低く、その教育もコストと手間から考えると釣り合うものではない。従って多くの国で徴兵制は廃止され志願制への移行する傾向にあり、そうでないにしても、良心的兵役拒否権が認められ、強制的な徴兵は意味を失いつつある。
 その中で「徴兵制の導入」ということをあえて言う場合、懲罰的な意味合いが強い。要するに犯罪者に対する社会奉仕活動的な意味と同じである。
 従って実際に兵隊として使えるのかどうか、は問題ではない。軍隊においてきちんと鍛えてもらい、正しい倫理観、道徳観を高齢者たちに育んでもらうことが、この高齢者徴兵制度の意義なのである。


 まずは首都東京の高齢者を対象として実施してみてはいかがであろうか。




















*世の中には本当にシャレが通じない人がいるので、こんなことを書きたくはないのですが、それでも一応書いておきますけど、これは「冗談」ですよ。

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